「うさぎ」ちゃんは散歩を毎日したり、吠えたりする心配も無いので、マンションなどでも近隣に迷惑をかけずに一緒に過ごせるという理由から多くの方に愛されています。
そして何よりも、ウサギちゃんのその可愛らしい姿に癒されることと思います。
最近では、アパートやマンションなどでもペット可の賃貸が増え、多くの方がウサギちゃんを飼われていらっしゃいます。ペットは私たちの生活に浸透し、家族同然、大切な存在になりました。
そんな家族の一員のうさぎちゃんのいつかお別れがきた時…
うさぎちゃんをご火葬する際にどうすればいいか、どんな用意をすればよいのか、悔いのないお見送りをするためにも確認してみましょう。
実際に火葬のご依頼があったうさぎの種類
うさぎの種類には、ネザーランドドワーフ、ミニレッキス、ホーランドロップ、ミニロップ、ダッチ(パンダウサギ)など様々な品種があります。品種によっては見た目だけではなく、体格や性格等に違いがあります。
また、ご火葬の依頼も、以下に挙げたネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、チンチラウサギのウサギちゃんも多く、他にもミニレッキス、ライオンラビット、フレミッシュジャイアントなど様々な種類のウサギちゃん達を今までに見送って参りました。
・ネザーランドドワーフ
ピーター・ラビットのモデルともなった有名なうさぎです。うさぎの中では小さめの部類です。性格が人懐っこく、人とのスキンシップを好みます。甘えたい時には「ピューピュー」と鳴き声を出します。うさぎの中では比較的飼育しやすく、人気のうさぎです。
・ホーランドロップ
ネザーランドドワーフとフレンチロップを掛け合わせて誕生したウザギです。小さな身体と垂れた耳が特徴で、性格も穏やかです。ペットとして飼うために生みだされた種類なので、非常に飼いやすいウサギとしても知られています。
・チンチラウサギ
うさぎの中で、トイレのしつけが簡単にできてしまうのがチンチラウサギだそうです。喜怒哀楽の感情表現も豊かで、飼い主の声も聴き分けてくれるといいます。賢く、頭が良いため、一般的に兎を懐かせたり、しつけるのは大変だといわれていますが、その難点はチンチラウサギの賢さがカバーしてくれるでしょう。
ウサギが亡くなってしまったらしてあげれること
大切に育ててきたウサギちゃんが亡くなってしまった場合、お気持ちが動転し、どうしてよいのか分からなくなる場合もあるかと思います。
ウサギちゃんの適切な安置方法
まずはお気持ちを落ち着かせ、お亡くなりになったウサギちゃんを適切な場所に安置し、安心させてあげましょう。
布やペットシートを敷いた箱や収納ケースなどにウサギちゃんを安置します。
目や口から分泌液が出てきた場合はその都度拭いてあげるか布やペーパーでお口元に敷いてあげられるとよろしいかと思います。
寂しい思いをしないように、お花や生前に好きだったものを一緒に納めてあげるのも良いでしょう。
お身体が傷まないように配慮することも大切です。安置されたらなるべく涼しい場所へ移動し、1番傷みの早い内臓のあるお腹の下に保冷剤を敷くと良いでしょう。
また、結露した保冷剤の水滴でお身体が濡れてしまわないよう、保冷剤はキッチンペーパーなどで包んで使用し、数時間ごとに替えてあげることも忘れないようにしましょう。
うさぎの死後硬直
ウサギちゃんに限らず、生き物は亡くなると死後硬直が始まります。
死後硬直により完全に固まってしまうとお身体を動かせなくなるので、その前に目を閉じてあげたり、ウサギちゃんが苦しい体勢のままにならないように、伸びてしまっている足を自然な形に整えてあげると良いでしょう。
ただ、うさぎちゃんの場合、目が大きい子も多く、上手く瞼が閉じない場合もあります。そのような時は、無理に目を閉じようとせず、お亡くなりになったままのお姿で見守ってあげられても大丈夫です。
また、死後硬直は硬直のピークを過ぎると再び筋肉が緩み、身体が柔らかくなるのでその際に身体の状態を整えてあげることもできます。
「ご遺体の安置期間」火葬までどのくらい寝かせておける?
ご火葬までの間、ウサギちゃんの身体の大きさや環境にもよりますが、小さいお身体のウサギちゃんですと3日~4日はご安置頂いても綺麗な状態でお別れすることが可能かと思います。
ペットちゃんのご遺体用の棺(天使のつばさ)を使用した場合ですと夏場でも数週間のご安置が可能です。
うさぎちゃんを火葬する際に必要な準備は何がある?
うさぎちゃんをご火葬する際に、そよふくでは基本的なお別れに必要なものは全てご用意し伺わせていただいております。(火葬+骨壷+覆い袋+メッセージカード+お供えクッキー)
HPに記載されたご料金には火葬料に加えて上記のご葬儀に必要なものが全て含まれていますので、ご家族様はご火葬までの間、ゆっくりとウサギちゃんとのひと時をお過ごしください。
うさぎのご葬儀にみんなはどんな物を用意した?
少量のお花や生前大好きだったおやつ、お野菜、お手紙をご用意されるご家族様もいらっしゃいます。
また、実際にうさぎちゃんのご火葬にお伺いさせていただきましたご家族様で以下のようなご用意をされた方もいらっしゃいました。
・十五夜が近いから、月に帰って行けるようにとお団子などのお供物を用意された方。
・毛がふわふわして綺麗だったからと、毛をとっておかれて形見のキーホルダーにされた方。
・お庭の草花がとっても似合うと、カゴ棺一杯にお花を敷きつめ、クローバーの花冠を作ってかけてあげられお別れしたご家族様。
・好きだったニンジンやイチゴなどのフルーツをそえてお別れされた方。
・元気だったころのようにぴょんぴょんと飛び跳ねて、迷うことなくまっすぐに虹の橋へを駆け上っていけるようにと、ご家族様で寄せ書きをした”たすき”をお身体にかけてあげた方。
など、お亡くなりになったうさぎちゃんに想いを寄せて、様々なご用意をされて見送られる方もおられます。
火葬後のお骨はどうしたらいい?
ご火葬後のお骨をどのように供養されるかは、ご家族様ごとにお考えも様々です。
しばらくは手元で安置する「手元供養」やお庭などの土地にご遺骨を埋葬する方法、海洋散骨をする方など、本当に様々です。
お骨の供養の仕方は、一緒に育ててこられたご家族様がご納得される方法を取られることが、その子にとっての一番の供養になると私共は考えております。
お気持ちが落ち着かれてから、ゆっくりとご検討なさってください。
皆様がどうされているかについて詳しく知りたいという方は
ご火葬後のご遺骨の扱いについてをご覧ください。
うさぎの様な小動物でもちゃんと遺骨は残る?
小さなお身体のペットちゃんでも、ご遺骨はちゃんと残ります。
スタッフは細心の注意を払って、風圧や火力を調節しながらご火葬を行います。今までうさぎちゃんよりも更に小さなインコちゃんやハムスターちゃん、フェレットちゃんなどのお身体の小さなペットちゃんのご火葬実績もございますのでご安心してご依頼ください。
どんな小さな身体であっても、大きな存在である大切な家族です。
お別れを見送るお気持ちにお身体の大きさは関係ありません。
丁寧に、そしてご遺骨が残るよう、細心の注意を払いながらペットちゃんのご葬儀・ご火葬のお手伝いをさせていただきます。
また、そよふくでは、専用の火葬炉を積んだ車にでご自宅に訪問してご火葬を行い、個別でご火葬いたしますので他のペットちゃんのご遺骨が混ざることはございません。
ご火葬にかかるお時間は、ウサギちゃんの場合、環境や気温、お身体の大きさにもよりますが、1時間~1時間30分を目安にいただければと思います。
その後お骨上げのお声掛けをさせていただきます。
ご火葬後のご遺骨はお骨の大きさにもよりますが、11㎝程の3寸のお骨壷~15㎝程の4寸のお骨壷・骨壷カバーにお納めしてご返骨させていただきます。
そよふくでは、無料でお選びいただける骨壷カバーのほか、オプションで、お耳としっぽがついた可愛らしいふわもこ素材の骨壷カバーもございます。ふんわりと柔らかで優しい肌触りに、生前のうさぎちゃんのお姿を想い重ね、心癒される骨壷カバーです。
火葬後のお骨は分骨しても良い?
いつもそばにペットちゃんを感じて、思い出を偲ばれたい方には、分骨という方法がございます。
ペットちゃんのお骨の一部を、お守りとして分骨される方も、近年ではたくさんいらっしゃいます。手元で分骨をされる方法も、近年で多い「手元供養」というご供養の仕方です。
特に分骨をしてはいけないという決まりはありませんので、ペットちゃんを見送られたご家族様のお気持ちを大切に、ご供養の方法を選ばれるのがよろしいかと思います。
そよふくでは、ご火葬後のお骨をお納めする分骨用カプセル(キーホルダータイプやストラップ・ネックレスなど)をご用意しております。
また、訪問ペット火葬後にご遺骨を粉骨パウダーに加工され、分骨ペンダントに分骨される方もいらっしゃいます。
詳しいオプションサービスはこちらをご覧ください。
ご入用の際には、スタッフまでお申し付けください。