最近では亡くなったペットちゃんのご遺骨を、ご自宅にて安置される方が多くなりました。
また、ペット用の仏壇や仏具を購入してペットちゃん達をご供養される方も多くいらっしゃいます。
その際に、良く聞かれるお客さまのお声の中に、
「人間の仏壇と同じ場所にペットの遺骨を置くのは良くないですか?」
「ご遺骨や仏壇の安置する場所や方角はどうしたらよいのか?」
と迷われているご様子のご質問がございます。
本記事では、ご自宅内でのペットのご遺骨・ご仏壇の置き方についてご説明いたします。
ペットのご遺骨を安置する方角や適切な場所とは
ペットご遺骨の安置に関して、結論から申し上げますと、ご遺骨の置き場所や方角に明確な決まりはありません。
人の場合、仏壇や後飾り(後祭り)を設置する方角は、慣例で北を背にする形が一般的には多いようです。
また、ご信仰されている宗派に準じて人と同じように安置されたり、ご家族様がお集まりになられるリビングの棚や、生前ペットちゃんが気に入って過ごしていた場所など、思い思いにご家族様単位で決めていらっしゃいます。
目が届き安心できる場所に安置されるのがよろしいかと思います。
だだし、ペットの場合、骨壷を祭壇に長期間安置される方も実際多く、
骨壺を安置されるにあたっては長期間保管をする前提での安置方法が重要となります。
ではご遺骨の適切な安置の仕方について詳しく書いていますので是非読んでみてください。
基本的には骨壷は直射日光の当たらない、湿気が少ない場所に置かれることをおすすめします。
人のお仏壇にペットの遺骨を一緒に置くのは良くない?
「人間の仏壇と同じ部屋にペットの遺骨を置くのは良くないと聞いたのですが。」
と、ご質問を受けることがございます。
ペットと人の関係はここ数十年でずっと密接になり、その関係性も変化してきています。
我が子同然のペット、ペットは家族の一員として考えているという方も多いかと思います。
ただ、人のご先祖様を祀る祭壇に動物を一緒にするのは良くないと考える方もいらっしゃいます。
ご質問をされた方もこういったお考えを憂慮されたのでしょう。
悲しいことですが、動物は時に、“畜生”と称される様に、人間より下等な対象としてみられることもあります。
考え方は千差万別で動物と人と同じ扱い方をすることに嫌悪感を抱く方もいます。
ペットは人と違う扱いをするのか、あるいは、愛する家族の一員なのかによって動物やペットへの接し方、弔い方は変わってくるのではないでしょうか。
ペットも家族なら、既にあるご自宅の仏壇のそばにペットのご遺骨を置かれるのも決して悪いことではありません。
実際に訪問でご火葬させていただいたご家族様の中には、
亡くなられたお祖父様がとっても可愛がっていた猫ちゃんだったので側に置いてあげたいとおっしゃっていました。
猫ちゃんのご遺骨をお祖父様の仏壇に安置されているご様子は、とても穏やかで心温まるものでした。
ペットの仏壇・仏具の配置について
ペットちゃんの場合、前述の通り仏壇や仏具の配置や方角については特に決まりはありません。
ご家族がご先祖様の仏壇と同じように宗派に沿った方法でペットちゃんのご供養をされてもよいですし、
ご家族様が毎日手を合わせやすい様、ご供養しやすい場所に置かれるのもよろしいかと思います。
ご家族皆様でよく相談されて、皆様が納得できる場所に安置されることが大切です。
ペットちゃんの祭壇のご紹介
ふくふくやま は、ご家族様それぞれの想いでお亡くなりになったペットちゃんへの祈りの場を作っていただき想い偲んであげることが何よりのご供養の仕方ではないかと考えております。
ペットちゃんのお写真を飾り、愛用されていたお水入れやお茶碗、香炉、おりん、お花、好物やおやつをお供えされるのも良いですし、メモリアルショップにて仏具を揃えられるのもひとつの方法です。
ペットちゃんが亡くなったからといって直ぐにお仏壇や仏具を購入しなくても、お部屋の一角にお写真やお供えと共にご遺骨を置かれ毎日手を合わせることでも良いと思います。
お仏壇や仏具にあまりこだわり過ぎなくとも、しっかりとお気持ちを向けて愛するペットちゃんのご供養されることが大切かと思います。
まとめ
ペットちゃんのご遺骨の安置場所、仏壇を置く位置や方角に決まりはございません。
人の場合、慣例として北を背にして仏壇を配置することが多いですが、どの方角に置いても吉も凶もありません。
お亡くなりになったペットちゃんを想い、「あの子はこう思うかな」「あの子だったらここが落ち着くかな」「この場所が好きだったな」そう想って考えてあげるのもご供養の一つです。
ご家族様皆さんで相談され、皆様のお気持ちが休まり、穏やかな気持ちでお亡くなりになったペットちゃんを弔える場所が、ペットちゃんも落ち着く場所ではないでしょうか。