ペット火葬・葬儀の歴史は比較的新しくペットブームの流行とともに、ここ数十年でペット葬儀の文化は一般に広まりつつあります。
ペット火葬や葬儀の広まりに伴い、その後の弔い方も人と同じように執り行いたいという方が増えています。
しかし、人の葬儀は立ち会ったことがあっても、ペットの葬儀は初めてという方が実際はほとんどです。
突然のペットの葬儀や火葬にどう向き合ったら良いのか、また、火葬時や葬儀時の服装についても迷われる方もいらっしゃいます。
そこで本記事では、ペットの火葬や葬儀時の服装についてまとめてみました。
ペットの火葬・葬儀の際の服装は?
ペットの火葬、葬儀の際の服装に関して、喪服の着用の決まりはございません。
会館や寺院等で僧侶を呼んだご葬儀を行わない場合には「喪服」は着用しなくてもよろしいかと思います。
特に最近では自宅で訪問の移動火葬を依頼し、手元供養されるケースが増えております。
実際に私共で伺わせていただいたお客様も、家族のみでご葬儀を行われる場合が多く、私服でお立会いいただいてる方が多いです。
ペットのご火葬のため、会館や寺院等、人の葬儀場に併設されている所に出向くのに、服装で悩まれた場合には、喪服とはいかないまでも、黒を基調とした服装で参列されればよろしいかと思います。
知人のペットの葬儀によばれた場合は?
知人のペット葬儀に呼ばれた場合は黒を基調とした服装での参列がよろしいかと思います。
ペットちゃんを亡くされたご家族様にとって大切なペットのご葬儀。
家族として死を悼みたいと思われているはずです。
明るい服装などで参列された場合、不快な思いをさせてしまう場合もあります。
黒を基調としたジャケットや女性であればワンピースなどがよいかと思います。
また、革や毛皮、ファーなどの動物性素材の着装は、動物の死を連想させたり、動物を弔う場においてふさわしくないと捉えられることもあるので、控えたほうがよろしいかと思います。
ペット葬儀は自宅で行うささやかなものから、ペット霊園や寺院などで行う場合もございます。またペットの火葬場と人の火葬場が併設されている会場の場合、他の葬儀の参列者もおられるので、明るめの普段着ですと目立ってしまうこともあるので注意が必要です。
参列の際のペットの葬儀のマナーは人の葬儀の基本的マナーとほぼ同じと考えていてもよろしいかと思います。
ペットのご葬儀の服装についてのまとめ
ペットちゃんを見送られる際の服装は上記であげた特別な場合を除けば「普段着・喪服」のどちらの服装で立ち会われても良いかと思います。
これでなくてはならないという決まりはございませんので服装にとらわれず、いつもペットちゃんが見ていた見慣れた普段着でも結構です。
お亡くなりになったペットちゃんにとっては、ご家族様の服装よりも、そばにいて見送って貰えることこそが大切なことではないでしょうか。
弊社で対応させていただいております「訪問移動火葬」については、「普段着・喪服」のどちらでもで大丈夫でございます。
かしこまることなく、生前過ごされたペットちゃんが安心できる環境、雰囲気の中でご家族様とペットちゃんとの最後の時間を作り、旅立ちのお見送りのお手伝いをさせていただきたいと思っております。
また、ペットちゃんのご火葬・ご葬儀の参列によばれた際には、家族同然に今まで一緒に過ごしてきたペットちゃんを亡くされたご家族様のお悲しみはとても深いと思います。
愛するペットを亡くされたご家族様のお心にそっと寄り添ってあげられるのがよろしいかと思います。
参列者によばれるというのは亡くなったペットちゃんにとってもご家族様にとっても特別な存在であることでしょう。
ご家族様のお悲しみのお心に合わせた落ち着いた服装でお側にいてあげられ、
お気持ちを汲み取ってあげたお悔みの言葉かけてあげられるのがよろしいのではないでしょうか。